破竹の勢い　神梨

 

「コロナなんて関係ない」

そう豪語する齢108歳の実業家がいる。その男の名は　神梨　太郎。この男が直近まで上場すらしてない企業を二日でGAFA越えを成し遂げさせたというのだから驚きだ。

そこで編集部はこの男に直撃した。

 

編集部：　早速ですが神梨　Solutionsは一体なにをしている企業なのでしょうか。

 

神梨：　言えません。うちはそういう詮索はなしにしています。

 

編集部：　上場企業なのに…ですか。株主にはなんと。

 

神梨：　利益だけ公開してそれで終わりだよ。所有と経営の分離だよ。所有してるからってすべて知る必要はないんだよ。例えばあなたが所有そのボールペン、それどこの会社が作ってるかしってる？

 

編集部：　ぺんてるです。

 

神梨：　バカ。そういうときは知らないっていうんだよ。

 

 

ーーーーー取材現場に緊張が走るーーーーー

 

編集部：　とはいえ企業にも昨今はガバナンスが要求される時代です。御社は時代に逆行しているようにおもいますが。

 

神梨：　概ねその認識で間違いないよ。

 

編集部：　………

 

急激に伸びた株価

 

編集部：　神梨　Solutionsは上場後わずか二日でGAFAを株価で抜き去りました。一体どういう事なのでしょうか。

 

神梨：　やっぱりトランプの発言がおおきかったな、あれでうちは株価の面で伸びた。うちはまだまだこれからなんだけどね。でも株価が高いうちにしっかり資金調達はやっておかないといけない。ってことで隣に住んでるおばちゃんと、高校の時の元カノに第三者割当増資をやった。隣のおばちゃんにはCFO,元カノにはCMOをやってもらう。うちは育毛が専門だからできるだけ髪がない人で取締役を構成したいのよ。

 

編集部：　あっ育毛が事業内容なのですね。

 

神梨：　まあそれと漁師を足して二で割った商売をしてるね。いえるのはここまで。

 

 

GAFA越えはもう一社でるか

 

 

編集部：　GAFA越えを達成する企業はもう一社日本からでるでしょうか

 

神梨：　僕はいつも言ってるけど日本には資金調達手段少くないのよ。自分が事業をしようと、金を稼ごう、人助けしようと思って起業しても銀行とかVCとかお堅いところいかないといけないじゃない。僕はそういうんじゃなくて、通行人から借りたいの。おい、ちょっと事業したいから10億くれって。そしたらめんどくさい手続きとかいらないでしょ。これが最強のDX（ダイレクト　トランスフォーメーション）だよ。将来的には小学生から数百億借りれる世界をつくりたいの。そんな世界があったら日本はもう一度戦えるよ。